インプラント

インプラント治療での歯科用CT撮影の必要性

 インプラント治療においてはCT撮影が必須です。通常歯科治療時に撮影するパノラマ写真は全体像は分かりますが、3次元の被写体を2次元にしているため、骨の厚みなどは全く分かりません。レントゲンでは骨が多くあるように見えるのに、実際手術をしてみると薄いペラペラの骨しかなくインプラント治療が不可能だった、という話はまま聞かれます。

  パノラマ写真では、全体像は分かっても厚みなどはわかりません

 歯科用CTは医科用CTに比べて放射線の被爆量が格段に少なく、スライス幅も0.1ミリと10分の1程度ですので、非常に鮮明な画像を得ることができます。 (医科用CTはスライス幅が1〜2ミリです。)
 CT撮影を行うと全体の立体像が分かる上、骨の厚み、高さなど、手術時に必要な情報がすべて分かります。パノラマ写真だけで手術すると時々起こる「そんなはずじゃなかった・・・」ということは全くあり得ません。患者さんにとっても術前に自分の状態を正確に把握でき、リスクの有無、程度などをはっきりと理解することが可能です。また術後にCTを撮影することによりインプラント手術の結果の確認を正確に行うことができます。
 CTを持っていない歯科医院では大学病院などに撮影を依頼するのですが、多くの場合は医科用CTでの撮影となり、画像としては「荒い」感じとなります。
また、撮影の都合上、予約が1週間以上先であったり、できてきたデータのスライスの方向が違っていたりと、レントゲン技師さんとのコミュニケーション上すれ違うことがたまにあります。
 やはりインプラント治療を行う場合、自院に歯科用CTの設備がある歯科医院を選ぶことが大事だと思います。また歯科院側からしても、症例数が多くないと高額な歯科用CT装置を導入することができません。症例数を推測する上でも歯科用CT の有無は参考になると思います。

 また「Simplant(シムプラント)」といって、CTのデータを用いて、インプラント治療を予めシュミレーションするソフトも使用しています。コンピューター上でどの位置にどのようなインプラントを埋入するか、事前に計画を立てることができます。現在ではこのようにIT技術を駆使したちょっと前までは考えられなかったことが可能になってきています。

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